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FABLE5 — Claude Fable 5が公開(6/9)。Opusを上回るMythosクラス初の一般提供モデルで、100万トークンコンテキスト・128k出力・常時適応思考を搭載FREE-WINDOW — Fable 5は6/22までPro/Max/Team/Enterpriseに無料同梱。6/23以降はusage creditsが必要。APIは入力$10/出力$50 per MTokSAFEGUARDS — Fable 5は高リスク領域の質問をOpus 4.8へ自動フォールバック(発動はセッションの5%未満)。制限解除版のMythos 5は審査済み組織限定IPO — AnthropicがIPOを機密申請(6/1)。直近調達$65B・評価額$965B・年換算売上$47Bと報道BILLING — 6/15の課金変更まで残り3日。Agent SDK・headless Claude Code・GitHub Actions・他社エージェントがAPIレート準拠の月次クレジットへ移行しますPLATFORM — Claude Developer PlatformにManaged Agentsのスケジュールデプロイ・vault環境変数クレデンシャル・セッションスレッドWebhookが追加FABLE5 — Claude Fable 5が公開(6/9)。Opusを上回るMythosクラス初の一般提供モデルで、100万トークンコンテキスト・128k出力・常時適応思考を搭載FREE-WINDOW — Fable 5は6/22までPro/Max/Team/Enterpriseに無料同梱。6/23以降はusage creditsが必要。APIは入力$10/出力$50 per MTokSAFEGUARDS — Fable 5は高リスク領域の質問をOpus 4.8へ自動フォールバック(発動はセッションの5%未満)。制限解除版のMythos 5は審査済み組織限定IPO — AnthropicがIPOを機密申請(6/1)。直近調達$65B・評価額$965B・年換算売上$47Bと報道BILLING — 6/15の課金変更まで残り3日。Agent SDK・headless Claude Code・GitHub Actions・他社エージェントがAPIレート準拠の月次クレジットへ移行しますPLATFORM — Claude Developer PlatformにManaged Agentsのスケジュールデプロイ・vault環境変数クレデンシャル・セッションスレッドWebhookが追加
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API & SDK/2026-06-12中級

Claude API の Code Execution ツールに月次の売上CSV集計を任せる — Files API 連携から課金の落とし穴まで

月末に形式の違う売上CSVを突き合わせる作業を、Claude API の Code Execution ツールに任せた実装をまとめます。Files API 連携、コンテナ再利用、5分最小課金やファイルプリロード課金などの注意点を実例ベースで扱います。

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月末になると、ダウンロードフォルダが CSV だらけになります。App Store Connect のファイナンシャルレポート、AdMob の推定収益、それからメディエーションで相乗りしている Unity Ads・Liftoff・InMobi のレポート。通貨も期間の区切り方も列名も、見事なくらい揃っていません。

壁紙アプリで個人開発を始めたのは2014年の春で、いまは壁紙とヒーリング系を中心に4本を運営しています。おかげさまで累計ダウンロードは5,000万を超えましたが、その分だけ月末に突き合わせるレポートの種類も増えました。長らくこの作業はローカルの pandas スクリプトで回してきたものの、どこかのネットワークがレポート形式を変えるたびに列名参照が外れて落ちる、という小さな修理を繰り返す日々が続いていました。

今年に入ってから、この月次の締め作業を Claude API の Code Execution ツールに任せる形へ改めました。CSV の中身をトークンとして読ませるのではなく、サンドボックスへ「ファイルごと」渡して、向こう側で pandas を走らせる方式です。実装してみると、公式ドキュメントの最小例と実運用との間にはいくつか段差がありました。ファイルを添付しただけで実行時間の課金が始まる仕様や、長い処理の途中で返ってくる pause_turn の扱いはその代表です。動かしたコードと一緒に、この段差の越え方を順に書き残しておきます。

ローカル集計スクリプトの保守をやめた理由

誤解のないように書いておくと、毎朝の定型 KPI 集計までコード実行ツールに置き換えたわけではありません。日次の売上確認は以前から Claude Code で App Store Connect と AdMob の売上を毎朝集計するパイプライン — 壁紙アプリ 4 本で 8 週運用した実装ノートに書いたローカルの仕組みで安定して回っています。形式が安定していて、毎日同じ問いに答える処理は、普通のスクリプトの方が速くて安いからです。

壊れ続けていたのは月次の「締め」の方でした。理由ははっきりしていて、昨年メディエーションに Unity Ads・Liftoff・InMobi の3社を加えてから、取り込むレポートの種類が一気に増えたためです。支払いプロファイルや W-8BEN の整備を済ませて入金が始まると、今度は各社の CSV が相手になります。通貨が USD と JPY で混在し、締めの期間が暦日だったり太平洋時間だったり、同じ「収益」でも列名が revenue だったり estimated_earnings だったりします。列名参照のゆらぎを場当たり的に吸収するコードは、書くほどに読めなくなっていきました。

そこで線引きを変えました。形式が安定している定型集計はローカルに残し、形式が揺れる月次の探索的な突き合わせはサンドボックスに任せる。スクリプトの保守コストはレポート形式の変更頻度に比例します。変更のたびに人間がコードを直すより、列名のゆらぎの吸収そのものを Claude にやらせる方が、私の規模では明らかに安くつきました。

もう一つの理由はコンテキストの節約です。CSV を会話の本文に貼り付けると、その全行がトークンとして課金され、コンテキストウィンドウも圧迫します。Code Execution ツールと Files API の組み合わせなら、ファイルはコンテナへ直接ロードされ、Claude はコードを書いてそれを読みます。トークンに乗るのは書いたコードと標準出力の要約だけです。数MBのレポート一式を扱う月次処理では、この差が効きます。

Code Execution ツールの現在地 — 2025年5月版の解説を読むと混乱します

このツールは更新が重ねられていて、検索で見つかる古い解説と現行仕様の差がかなり大きくなっています。実装前に整理しておくと迷いません。

  • code_execution_20250522(旧版): 公開当初の Python 専用版です。code-execution-2025-05-22 というベータヘッダー前提の解説記事が今も多く残っています
  • code_execution_20250825(現行の標準): Bash コマンドとファイル操作に対応し、対応モデル全てで使えます。応答ブロックの形式も旧版から変わりました
  • code_execution_20260120(新版): REPL の状態維持とサンドボックス内からのツール呼び出し(programmatic tool calling)が加わった版で、対応は Opus 4.5 以降・Sonnet 4.5 以降などの新しい世代に限られます。Haiku 4.5 は 20250825 までの対応です

実行環境は執筆時点で Python 3.11 系の Linux コンテナ(メモリ 5GiB・ディスク 5GiB・1 CPU)で、pandas・numpy・matplotlib・openpyxl など集計に必要なライブラリはあらかじめ入っています。そして重要な制約として、コンテナからインターネットへは一切出られませんpip install も外部 API への問い合わせもできない、という前提が後々の設計に効いてきます。詳細は公式ドキュメントに一覧があります。

なお、現行ドキュメントの最小例はコード実行についてはベータヘッダーなしで動く形になっています。ベータ指定が必要なのは Files API を併用するときの files-api-2025-04-14 です。SDK が古いと新しい応答型を知らずに戸惑うことがあるので、anthropic パッケージは最新化してから始めることをおすすめします。

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この記事で得られること
ローカルの集計スクリプトが壊れるたびに直していた人が、CSVをそのまま渡して集計からグラフ化まで任せられるようになる
Files API 連携・応答ブロックの解析・コンテナ再利用まで、そのまま動かせる Python 実装一式を持ち帰れる
ファイル添付だけで課金が始まるケースや pause_turn の扱いなど、運用前に知っておきたい落とし穴を回避できるようになる
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