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Claude Code/2026-06-21上級

Context7 を入れても Claude Code が古いコードを書くとき — 注入が効いているかを運用で確かめる

Context7 MCP を入れたのに古い API のコードが返る——その多くはドキュメント注入が静かに不発になっています。注入が効いたかを毎回確かめる検証フック、ライブラリ単位のバージョン固定、未対応ライブラリへのフォールバックを運用の実装メモとしてまとめます。

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Context7 MCP を入れたのに、Claude Code が params を同期オブジェクトとして受け取る Next.js 14 時代のコードを返してきた——導入直後の私が最初にぶつかったのは、これでした。use context7 と末尾に書いたはずなのに、生成されたコードは以前と変わりません。

ドキュメント注入の MCP は、入れれば終わりではありません。やっかいなのは、注入が不発でも何のエラーも出ないことです。Claude は学習済みの知識で淡々とコードを書き、こちらは「Context7 が効いている前提」で受け取ってしまう。個人開発で半年ぶんの自動投稿パイプラインを一人で回していると、この「静かな不発」が積み重なって、あとで動かないコードの手直しに時間を取られます。私自身、最初の数日はこの不発に気づけませんでした。

この記事は Context7 のセットアップ手順ではなく、注入が本当に効いているかを運用でどう確かめ、効かなかったときにどう拾うかの実装メモです。

「use context7」と書いても、参照されないことがある

まず押さえておきたいのは、use context7 は強制ではなく示唆だということです。Claude がそのターンで「ドキュメントを引く必要はない」と判断すれば、ツールは呼ばれません。短い質問、抽象的な依頼、あるいはコンテキストに既にそれらしい情報がある場合に起こりやすい挙動です。

つまり、注入が効いたかどうかはツール呼び出しが実際に発火したかを見るのが一番確実です。Claude Code には MCP の状態を確認する /mcp がありますが、これは接続の有無を見るもので、各ターンで呼ばれたかまでは追えません。そこで、フックでツール呼び出しを記録します。

~/.claude/settings.jsonPostToolUse フックを足し、Context7 のツールが呼ばれたらログに残します。

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "mcp__context7__.*",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "echo \"$(date -Iseconds) context7 called in $CLAUDE_PROJECT_DIR\" >> ~/.claude/context7-calls.log"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

matcher は MCP ツール名の正規表現です。Context7 のツールは mcp__context7__resolve-library-idmcp__context7__get-library-docs の2つなので、mcp__context7__.* で両方を拾えます。コード生成を頼んだあとにこのログが伸びていなければ、その回は注入が不発だったということです。

数日ログを眺めると、自分の頼み方の癖が見えてきます。私の場合「このコンポーネントをリファクタして」のような曖昧な依頼でツールが呼ばれていないことが多く、ライブラリ名を主語に置くと安定して発火するようになりました。

取得されるドキュメントにも、当たり外れがある

ツールが呼ばれていても安心はできません。Context7 は内部で2段階——まず resolve-library-id でライブラリを特定し、次に get-library-docs で本文を取得します。この特定段階で、似た名前の別ライブラリや、古いメジャーバージョンのページに解決されることがあります。

ここで効くのが、曖昧さを残さない指定です。ライブラリ名だけでなく、Context7 が内部で使う ID 形式(/組織名/リポジトリ名、必要ならバージョンまで)を直接渡すと、解決のぶれが減ります。

Next.js 15 の App Router で動的ルートの params を扱うコードを書いてください。
ライブラリは /vercel/next.js のバージョン 15 系のドキュメントを参照してください。
use context7

変更の速いライブラリほど、このバージョン明示の効果が大きく出ます。Tailwind CSS の v3 と v4 のように設定方式が根本から変わったケースでは、バージョンを言わないと旧版の tailwind.config.js 前提のコードが返りがちです。逆に Day.js のような安定したライブラリでは、ここまで神経質になる必要はありません。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
Context7 のツール呼び出しが起きたかをフックで記録し、注入の不発を検知する仕組み
取得ドキュメントのバージョンを固定し、変更の速いライブラリだけに対象を絞る運用ルール
未対応ライブラリに当たったときのフォールバックと、生成コードを毎回検証する小さなハーネス
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