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Claude Code/2026-07-18上級

宣言したMCPサーバーが一覧から消えていた — 名前空間をベンダーと共有する前提で設定を組み直す

MCPサーバー名がベンダーに予約され、自分の .mcp.json の宣言が黙って無効になる。無人実行で気づけないこの欠落を、宣言と実体を突き合わせる preflight と接頭辞規約で落とす設計をまとめました。

MCP45Claude Code197無人実行2設定管理preflight3

プレミアム記事

変更履歴の1行で手が止まりました。「Claude Browser」が MCP サーバー名として予約された、という短い記述です。「Claude Preview」と同様に、ユーザーが設定したサーバーはその名前で登録できません。

読んだ瞬間に思ったのは、影響範囲ではなく、前提のずれのほうでした。私はずっと、.mcp.json の中の名前は自分が決めた識別子だと思っていたのです。ローカルのファイルに、自分で書いた文字列。誰と競合するはずもない、と。

そうではありませんでした。あの名前は、ベンダーと共有している名前空間の一部だったのです。

予約された名前が、自分の設定ファイルの中にあるかもしれない

個人開発で4サイト分の自動更新を回していると、.mcp.json は自然と増えます。私の場合、サーバー名は用途をそのまま書いていました。githubbrowsersheets。短くて読みやすい、という理由だけで選んだ名前です。

短くて読みやすい名前は、ベンダーにとっても魅力的です。だから予約されます。

ここで起きることは、依存パッケージのバージョン衝突とは種類が違います。パッケージなら、インストール時に解決に失敗して赤い文字が出ます。こちらは、自分のファイルは1文字も変わらないまま、それを読む側の解釈だけが更新の向こう側で変わります。ファイルを見ても、何も起きていないように見えるのです。

名前の衝突が「エラー」ではなく「不在」として現れる

最初に確かめたのは、予約名とぶつかったときに何が返るか、でした。

期待していたのは、起動時の明示的な拒否です。「この名前は使えません」と言ってくれれば、そこで終わります。実際に手元で確認したかぎり、そういう一行は前に出てきませんでした。/mcp の一覧に、そのサーバーが並ばない。それだけです。

不在は、エラーメッセージを持ちません。

これは以前、設定したはずのMCPタイムアウトが効かず、毎回きっかり60秒で切れていた — request_timeout_ms をサーバー単位で取り戻す で書いた症状と、手触りがよく似ています。設定を書いた。書いたとおりに読まれていない。けれど画面上は静かで、原因が自分の書き方にあるのか実装側にあるのかが、しばらく判別できない。

違いは、タイムアウトのほうは60秒待てば必ず顔を出すのに対して、名前の衝突は待っても何も起きないところです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
「登録したはずのMCPサーバーが /mcp に出てこない」を、原因調査ではなく起動前の1コマンドで検出できるようになる
無人実行でツールが1つ静かに欠けたまま完走してしまう構造を理解し、Node 60行の preflight で fail-loud に変えられる
サーバー名の接頭辞規約と予約名リストの運用を、4サイト分の設定に同じ形で持ち込める
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