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Claude Code/2026-07-02上級

昨夜の無人セッションはどのモデルで走ったのか — Sonnet 5 既定化を機に整える実行モデルの記録と固定

Claude Code の既定モデルが Sonnet 5 に切り替わり、--model 未指定の無人セッションは静かにモデルが変わります。ヘッドレス出力からモデル名を防御的に抽出して追記記録し、既定ドリフトを検知して固定か追従かを判断する設計を動くコードでまとめました。

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プレミアム記事

7月2日、Claude Code の既定モデルが Claude Sonnet 5 に切り替わりました。対話で使っているぶんには画面にモデル名が見えるので気づけますが、問題は --model を付けずに走らせている無人セッションです。エラーは1件も出ません。ログの見た目も普段どおりです。それでいて、昨夜と今夜とでは別のモデルが文章とコードを書いています。

個人開発で複数サイトの記事パイプラインを Claude Code のスケジュール実行に任せている私自身、朝のログを見て最初に確かめたのは「どのタスク系統が既定のまま走っていたか」でした。ところが過去の実行記録にはモデル名を残しておらず、7月1日以前の実行がどのモデルだったかを厳密には証明できないことに気づきました。挙動の変化をモデルのせいにするにも、プロンプトのせいにするにも、証拠がないのです。この日の教訓を、実行モデルの記録(アトリビューション)と既定ドリフト検知の設計として整理しました。

既定モデルの変更は、なぜ無人運用で一番厄介なのか

モデルの廃止や権限エラーは、失敗として観測できます。リトライやフォールバックで受け止める先例も多く、Claude Code の fallbackModel を三段構成にする — 過負荷の朝でも止まらない無人実行の設計記録で書いたように、止まる障害への備えは組みやすいのです。

一方、既定モデルの変更は成功として観測されます。終了コードは 0、成果物も生成される。変わるのは文体・構成・所要時間・単価といった「じわじわ効く」部分だけです。今回の Sonnet 5 は導入価格(2026年8月31日まで入力 $2/出力 $10、以降 $3/$15)で従来の上位モデルより安く、性能面でも計画とツール利用が強化されているため、乗り換え自体はむしろ歓迎すべき変化だと私は受け止めています。それでも「いつ・どのタスクが・どのモデルに変わったか」を自分の記録で言えない状態は、無人運用としては不健全です。原因の切り分けが一生できなくなるからです。

モデルが決まる場所を1枚に棚卸しする

対策の前に、そもそも自分の環境でモデルがどこで決まっているかを整理します。Claude Code では指定の経路が複数あり、どれが効いているかをタスクごとに把握していないと、記録を残しても解釈を誤ります。

指定の経路影響範囲無人運用での注意
CLI フラグclaude -p --model claude-sonnet-5その実行のみ起動コマンドを見れば分かるので監査しやすい
settings.json の model"model": "claude-opus-4-8"そのプロジェクトの全セッションリポジトリごとに散らばると棚卸しが漏れる
環境変数ANTHROPIC_MODELそのシェル環境の全実行cron やランナー側に潜んでいると気づきにくい
未指定(既定)指定なし上記がない全セッション今回のように既定が変わると全タスクが一斉に動く

私はこの棚卸しを機に、タスク系統ごとに「どの経路で決めているか」を1行ずつ書き出しました。9系統のうち6系統はフラグか settings.json で固定済み、3系統が未指定のまま既定に乗っていました。まずこの3系統が、7月2日の朝から Sonnet 5 で走り始めていたことになります。

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この記事で得られること
無人バッチの出力が変わった原因がモデルなのかプロンプトなのか切り分けられず困っていた人が、実行ごとのモデル証跡を残して数分で即答できるようになる
ヘッドレス JSON 出力とトランスクリプトの両方からモデル名を防御的に抽出し、原子的な追記とドリフト判定まで行う動く TypeScript 一式を持ち帰れる
モデルを固定するか既定に乗り続けるかを、導入価格の期限・廃止対応の責任・挙動の安定性という3つの軸で自分の運用に当てはめて判断できるようになる
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