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◈ Cowork/2026-10-15中級

一覧には見えているのに、名前で探すと0件——日本語ファイル名の「濁点が分かれている」問題を数えました

Cowork に渡した作業フォルダで、日本語名のファイルが名前検索に当たらない。約1.9万件を数えると、濁点・半濁点が分かれた名前が17件ありました。数え方と直し方を書き残します。

Cowork46ファイル名UnicodePython20Dropbox3

✦ プレミアム記事

Cowork に渡した作業フォルダの中で、「ページ.csv」という名前のファイルを探していた日のことです。一覧には確かにあります。目で見れば、同じ文字が並んでいます。それなのに、find に同じ名前を打ち込むと 0 件でした。

結論を先にお伝えします。原因はファイルの有無ではなく、同じに見える名前が、内部では別の文字の並びだったことでした。ここでは、私の作業フォルダで実際に数えた結果と、数え方、直し方を書き残します。

何が違っていたのか

Unicode には、「ペ」を 1 文字(U+30DA)で表す形と、「ヘ」に半濁点(U+309A)を後ろから重ねる形があります。前者を NFC、後者を NFD と呼びます。画面ではどちらも同じ「ペ」に見えます。

手元で確かめた結果が次の表です。同じ画面の同じ名前を、別の形で検索しました。

検索に使った名前find -name の件数
キーボードで打った「ページ.csv」(NFC)0 件
同じ名前を NFD に変換したもの4 件

文字数も違います。「ページ.csv」は NFC なら 7 文字、NFD なら 9 文字でした。目に見えない 2 文字が、濁点と半濁点の分です。

棚卸しの結果

フォルダ全体(node_modules と .git を除く)を、読み取りだけで数えました。

項目件数
ファイルとフォルダの総数19,024
名前に ASCII 以外を含むもの43
そのうち NFD(NFC と一致しない)17
NFD の名前の種類(重複を除く)5

日本語名の 4 割ほどが NFD でした。見ていて意外だったのは、17 件でも名前は 5 種類しかなく、同じ名前が別のフォルダに繰り返し置かれていたことです。そのうち 1 件は、Dropbox が付けた「競合コピー」の名前でした。

なぜ NFD になったのかは、今回は突き止めておりません。Mac で保存した日本語名が分解された形で残る例は知られていますが、このフォルダの 17 件が全部同じ経路かどうかは確かめていない、というのが正直なところです。

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✦自分のフォルダに「見えているのに名前では当たらない」ファイルが何件あるか、読み取り専用のスクリプトで数えられるようになる
✦日本語名のファイルを探す処理に正規化を一行足して、取りこぼしを事前に防げるようになる
✦名前を一括で直す前に、予行と衝突の確認を挟んで、同名ファイルを上書きしない手順を組めるようになる
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