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Claude Code/2026-07-15上級

無人実行のログを読める形に保つ — axScreenReader のプレーンテキスト描画を計測して常用に切り替える

Claude Code の出力をログへ落とすと、制御列と再描画で膨らみ後から追えなくなります。axScreenReader のプレーンテキスト描画を3経路で有効化し、同一タスクを計測して常用へ切り替えるまでの実装と判断を記録します。

Claude Code191axScreenReaderログ設計2無人実行ターミナル

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夜間に走らせたタスクが失敗していて、朝いちばんにログを開きました。

そこにあったのは、同じ行が何十回も繰り返された 400KB 近いテキストでした。スピナーが回った跡、進捗表示が上書きされた跡、色を付けるための制御列。肝心の「どのコマンドで、どう転んだのか」は、その堆積のどこかに埋もれていました。

grep で絞り込もうとしても、同じツール呼び出しが何度もヒットします。実際に走ったのが9回なのか37回なのかすら、その場では判断できませんでした。

個人開発で夜間に複数サイト分の処理を任せていると、朝のログが読めるかどうかは、その日に手を動かせる時間へそのまま跳ね返ります。原因の切り分けに1時間かかるなら、それは失敗の代償ではなく、記録のしかたの代償です。

原因は Claude Code の出力内容ではなく、描画のしかたにありました。2026-07-15 の更新で入った axScreenReader(プレーンテキスト描画への切り替え)は、支援技術のための設定として案内されていますが、無人実行のログを読める形に保つ道具としても、そのまま効きます。

ログが膨らむ理由は、内容ではなく描画にある

Claude Code のターミナル表示は、行を「追記」しているのではありません。カーソルを戻し、既に書いた領域を消し、書き直しています。人が画面を見ている間はこれが最適です。進捗が一箇所で更新され、視線が動かずに済みます。

ところがその過程は、パイプの先では全て履歴として残ります。カーソル移動 ESC[A、行消去 ESC[2K、色指定 ESC[38;5;…m。スピナーが1秒間に10回描き直せば、10行分の痕跡がログに積まれます。

つまりログの肥大は「Claude が喋りすぎた」のではなく、「画面のために10回書き直した工程が、そのまま記録された」結果です。ここを取り違えると、--output-format を変えたり出力を減らそうとしたりと、見当違いの方向に手が伸びます。私自身、最初はまさにそれをやりました。モデルに喋らせすぎたのだと思い込み、減らすべきものが無い場所を探していたわけです。

切り分けの方法ははっきりしています。制御列を除去した本文と、除去前の生バイトを別々に数えることです。

axScreenReader を有効にする3つの経路と、選び方

有効化の入口は3つあります。どれか1つで切り替わりますが、適用範囲が違うので、用途で選びます。

経路指定適用範囲向いている場面
CLI フラグ claude --ax-screen-reader その起動のみ 単発の再現・条件を揃えた比較計測
環境変数 CLAUDE_AX_SCREEN_READER=1 そのプロセスと、そこから派生する子プロセス CI・スケジュール実行のラッパー(呼び出し側を書き換えずに済む)
settings "axScreenReader": true その設定が読まれる全ての起動 無人実行に専念させている端末・コンテナ

私は環境変数を主に使っています。無人実行のラッパースクリプトは既にあり、そこに1行足すだけで、有人でターミナルを開いたときの表示は今まで通りに保てるからです。settings に書くと端末全体の既定が動くため、同じマシンで手作業もする場合は迷いが増えます。

判断の軸は「どの範囲まで巻き込みたいか」です。比較したいだけならフラグ、無人の系統だけを変えたいなら環境変数、その端末がもう無人専用ならば settings、という順で考えると迷いません。

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この記事で得られること
TUI の再描画と制御列がログを膨らませる仕組みと、それを計測で切り分ける手順
axScreenReader を有効にする3経路(フラグ・環境変数・settings)の適用範囲と使い分け
プレーンテキスト出力を行指向で台帳に畳み、無人実行の失敗を後から追える形に残す実装
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