Claude Code が動かない?その解決法を体系的に紹介
Claude Code を使い始めたばかりの方で、「コマンドが何もしない」「エラーメッセージが出ている」「ファイルが作成されていない」といった問題に遭遇していますか?このチェックリストを上から順に確認していくことで、ほとんどの問題が解決できます。
ステップ0:環境確認
ステップ 0-1:Claude Code のインストール確認
Claude Code がインストールされているか確認します:
# Claude Code がインストールされているか確認
claude --version
# 出力例(このようなバージョン番号が表示されたらOK)
# Claude 0.4.0インストールされていない場合:
# macOS (Homebrew)
brew install anthropic/claude/claude
# または npm で
npm install -g @anthropic-ai/sdkステップ 0-2:Node.js のバージョンを確認
# Node.js バージョン確認
node --version # v18.0.0 以上が必要
# npm バージョンも確認
npm --version # 8.0.0 以上バージョンが古い場合:
- macOS:
brew install nodeでアップグレード - Windows: nodejs.org から最新版をダウンロード
- Linux:
sudo apt update && sudo apt install nodejsでアップグレード
ステップ 0-3:実行環境を確認
# 現在のディレクトリを確認
pwd
# ホームディレクトリか、プロジェクトディレクトリか確認
ls -la | head -10ステップ1:認証を確認
Claude Code は Anthropic アカウントとの認証が必須です。
ステップ 1-1:ログイン状態を確認
# 認証状態を確認
claude auth status
# 出力例:
# ✓ Authenticated as: your-email@example.com
# Token expires: 2026-06-29ステップ 1-2:ログインしていない場合
# ログインする
claude auth login
# ブラウザが自動的に開き、Anthropic のログインページが表示されます。
# アカウントでログインして、アクセスを許可してください。
# ログイン後、ターミナルに戻りますステップ 1-3:APIキーで認証する場合
環境変数を使う方法もあります:
# API キーを環境変数に設定
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."
# 確認
echo $ANTHROPIC_API_KEY
# 以降、このターミナルセッション内での Claude Code 実行時に
# 自動的にこのキーが使用されますAPIキーの取得方法:
- console.anthropic.com にアクセス
- 「API Keys」セクションへ
- 「Create Key」をクリック
- キーをコピー(一度しか表示されません)
ステップ2:簡単なコマンドで動作確認
ステップ 2-1:対話モードを試す
# 対話モードを開始
claude
# プロンプトが表示されます:
# You>
# ここで、簡単な質問を入力
# You> Pythonで"Hello World"を出力するコードを書いてエラーが出た場合:
Error: Failed to authenticate
→ ステップ 1 に戻って認証を確認してください。
Error: Network error
→ インターネット接続を確認し、ファイアウォール・プロキシの設定を確認してください。
ステップ 2-2:ワンショットモードを試す
# -p フラグで単発実行
claude -p "Pythonで素数判定関数を書いて"
# ターミナルに結果が表示されれば OKステップ3:ファイル生成機能を確認
ステップ 3-1:テスト用ディレクトリを作成
# テスト用フォルダ作成
mkdir ~/test-claude-code
cd ~/test-claude-code
# 簡単なプロジェクトを作成
claude -p "package.jsonを作成してください。名前は test-app"ファイルが作成されたか確認:
ls -la
# 出力例:
# total 8
# -rw-r--r-- 1 user group 125 Mar 29 12:00 package.jsonステップ 3-2:作成されたファイルを確認
# package.json の内容を確認
cat package.json
# 内容が表示されれば、ファイル生成は正常に動作していますファイルが作成されない場合:
# Claude Code のログを確認
# (権限不足、ディスク不足、パス問題の可能性)
# ディスク空き容量を確認
df -h
# ディレクトリの書き込み権限を確認
touch test.txt # テストファイル作成
ls -la test.txt
rm test.txt # 削除ステップ4:プロジェクト設定を確認
ステップ 4-1:プロジェクトフォルダを確認
Claude Code は以下のフォルダ構成を期待しています:
my-project/
├── package.json (Node.jsプロジェクト)
├── requirements.txt (Pythonプロジェクト)
├── Cargo.toml (Rustプロジェクト)
├── go.mod (Goプロジェクト)
└── src/
├── ...
ステップ 4-2:package.json の検証
Node.js プロジェクトの場合、package.json が正しいか確認:
# JSON形式が正しいか確認
cat package.json | python3 -m json.tool
# 構文エラーがあれば、以下のような警告が表示されます:
# json.decoder.JSONDecodeError: ...修正例:
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"description": "A test app",
"main": "index.js",
"scripts": {
"start": "node index.js"
},
"dependencies": {}
}ステップ 4-3:依存パッケージのインストール
# package.json がある場合
npm install
# または
yarn install
# Pythonプロジェクト
pip install -r requirements.txt
# インストール完了後、確認
npm list # Node.js
pip freeze # Pythonステップ5:ネットワークと接続を確認
ステップ 5-1:インターネット接続確認
# 基本的な接続テスト
ping google.com
# レスポンスが返ってくれば接続OK
# ping: Timeout... が出たら接続不安定ステップ 5-2:Claude API への接続を確認
# Anthropic API エンドポイントへの接続テスト
curl -I https://api.anthropic.com
# HTTP/2 200 が返ってくれば接続OKステップ 5-3:プロキシ環境の場合
会社ネットワークなど、プロキシを経由する場合:
# プロキシ設定を確認
echo $HTTP_PROXY
echo $HTTPS_PROXY
# 必要があれば、プロキシを指定
export HTTP_PROXY="http://proxy.company.com:8080"
export HTTPS_PROXY="http://proxy.company.com:8080"
export NO_PROXY="localhost,127.0.0.1"
# その後、Claude Code を実行
claude -p "テストプロンプト"ステップ6:よくあるエラーメッセージと対処法
エラー:「command not found: claude」
原因: Claude Code がインストールされていない、またはPATHに含まれていない
対処:
# インストール確認
which claude
# 出力がない場合はインストール
npm install -g @anthropic-ai/sdk
# または Homebrew で
brew install anthropic/claude/claudeエラー:「Failed to authenticate」
原因: APIキーが無効、または認証情報がない
対処:
# 認証をリセット
claude auth logout
claude auth login
# または API キーを直接設定
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."エラー:「Network error」
原因: インターネット接続不安定、ファイアウォール、プロキシ問題
対処:
# 接続テスト
ping -c 3 api.anthropic.com
# DNSが解決できるか確認
nslookup api.anthropic.com
# ファイアウォール設定を確認
# → ポート 443 (HTTPS) が開いているか確認エラー:「Permission denied」
原因: ファイルやディレクトリの権限が不足
対処:
# 現在のディレクトリの権限を確認
ls -la
# 書き込み権限がない場合
chmod 755 .
# または、別の場所に移動
cd ~/Projects # ホームディレクトリ配下に移動エラー:「File not found」
原因: ファイルパスが不正、または相対パスの問題
対処:
# 現在のディレクトリを確認
pwd
# ファイルが存在するか確認
ls -la
# 絶対パスでファイルを指定
claude -p "このファイルを読んで" --file "/full/path/to/file.txt"ステップ7:デバッグ情報を取得
問題が解決しない場合、デバッグ情報を集める点が肝心です。
ステップ 7-1:詳細ログを有効化
# デバッグモードで実行
DEBUG=* claude -p "テストプロンプト"
# または
DEBUG=claude:* claude -p "テストプロンプト"ステップ 7-2:システム情報を記録
# 環境情報をまとめて確認
echo "=== Node.js ==="
node --version
npm --version
echo "=== Claude Code ==="
claude --version
echo "=== OS ==="
uname -a
echo "=== Path ==="
echo $PATH
echo "=== API Key ==="
echo $ANTHROPIC_API_KEY | head -c 20 # 先頭20文字のみ表示(セキュリティ)ステップ 7-3:ログファイルを保存
# ログをファイルに保存
claude -p "テストプロンプト" 2>&1 | tee claude-debug.log
# ログをコピー(問題報告時に必要)
cat claude-debug.log | head -50ステップ8:MCP・編集ツール・Auto Mode でつまずくとき
エラーメッセージが出ないのに「処理が進まない」場合、原因は CLI 本体ではなくエージェントの動作に潜んでいることが多いです。私自身、個人開発で Claude Code を日常的に使うなかで、ここで挙げる三つの「無言で止まる」症状に一番つまずいてきました。症状ごとにコマンドで切り分けていきます。
MCP サーバーに接続できない
ツールが一覧に出てこない、MCP server failed to connect が出る、といった症状は、まず接続状態を確認します。
# 登録済み MCP サーバーと接続状態を一覧表示
claude mcp list
# 特定サーバーの設定(コマンド・引数)を確認
claude mcp get <server-name>failed と表示される場合、設定に書いた起動コマンドのパスや引数が実環境と合っていないのが大半です。npx で起動するサーバーなら、そのパッケージがインストール済みか、相対パスではなく実行できる形になっているかを確認してください。
# プロジェクト設定を直接確認
cat .mcp.json
# ユーザー設定側の MCP 定義を確認
cat ~/.claude.json | grep -A5 mcpServers起動はするのにツールが使えないときは、Claude Code を一度終了して再起動し、サーバーを読み込み直してください。初期化に時間のかかるサーバーは、初回だけタイムアウトを延ばすと安定します。
# 初回接続のタイムアウトを延長して起動(ミリ秒)
MCP_TIMEOUT=30000 claude認証付き(OAuth など)のサーバーは、トークンの期限切れで突然繋がらなくなります。再認証も切り分けの一つに加えておくと安心です。
編集ツールで「String to replace not found」が出る
ファイル編集が String to replace not found in file で失敗し、そこで処理が止まることがあります。原因は二つです。一つは、編集前にファイルの最新内容を読み込めていないこと。もう一つは、置換対象の文字列が一意でないことです。
確実なのは、編集前に対象ファイルを読み直すよう促すことです。そのうえで、置換したい箇所を前後の行ごと十分に長く指定し、ファイル内で一回しか現れない形にします。
# 置換対象が何回現れるか先に数える
grep -c "置換したい文字列" path/to/file.ts2 以上が返るなら、その文字列だけでは一意になりません。前後の行を足して指定し直してください。インデントが半角スペースとタブで混在していたり、全角の空白が紛れていたりするだけでも一致に失敗します。コピー時の表記ゆれにも注意が必要です。
Auto Mode が承認待ちで止まる・ループする
Auto Mode で作業中、確認ダイアログが繰り返し出て先に進まないことがあります。安全分類器がコマンドを「要確認」と判定し、承認を待っている状態です。
許可して問題ないコマンド(テスト実行やビルドなど)であれば、許可リストに加えると以降は同じ確認で止まりません。
# 許可ルールを対話的に編集
/permissions承認ループから抜けられないときは、いったん Esc で実行を中断し、「このディレクトリ内の◯◯だけ自動実行してよい」と範囲を明示して指示し直すと安定します。広い権限は誤操作のリスクを上げるため、必要な操作だけを段階的に許可するのが安全です。
次のステップ
Claude Code が正常に動くようになったら、以下のガイドをお読みください:
- 「Claude Code CLIコマンド完全ガイド」— 全コマンドを詳しく学ぶ
- 「Claude Code デバッグマスタリング」— より高度なデバッグ手法
全体を振り返って
Claude Code が動かない場合は、以下の順序で確認してください:
- 環境確認 — Node.js、npm のバージョン確認
- 認証確認 —
claude auth statusで確認 - 簡単なコマンド実行 —
claude -p "テスト"で動作確認 - ネットワーク確認 — インターネット接続、プロキシ設定
- ログを確認 —
DEBUG=*でデバッグ情報を取得
大半の問題はこのチェックリストで解決できます。
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