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Claude Code/2026-04-01初級

Claude Code を Windows で使う — ネイティブ版と WSL2、どちらを選ぶ?

Claude Code を Windows で動かす2通りの方法。ネイティブ版(WSL 不要)と WSL2 経由の手順を追い、どちらを選ぶべきかの判断材料も並べました。

Claude Code197Windows3WSL2インストールセットアップ4環境構築2

Claude Code は、もともと macOS / Linux 向けに設計されていましたが、現在は Windows ネイティブ対応が正式にリリースされ、WSL(Windows Subsystem for Linux)を経由せずとも PowerShell やコマンドプロンプトから直接利用できます。

それと同時に、WSL2 上の Linux 環境で Claude Code を動かす方法も引き続き有効で、用途によっては WSL2 を選ぶほうが快適なケースもあります。ここでは次の2つの方法をそれぞれ丁寧に解説します。

  • 方法A: Windows ネイティブ版(WSL 不要・手軽)
  • 方法B: WSL2 + Ubuntu 経由(Linux 環境を活かしたい場合)

「どちらを選べばいいかわからない」という方のために比較ポイントも整理しましたので、実装の同じ課題に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。


ネイティブ版 vs WSL2 — どちらを選ぶべきか?

セットアップ前に、2つのアプローチの特徴を整理しておきましょう。

ネイティブ版(方法A)の特徴:

  • PowerShell または Windows Terminal からすぐに使える
  • Node.js の別途インストールが不要(公式インストーラーが同梱)
  • Windows 側のファイルシステムをそのまま操作できる
  • セットアップが 5 分以内で完了する

WSL2 版(方法B)の特徴:

  • Bash / Zsh などの Linux シェルが使える
  • make / gcc などの Linux ツールチェーンがそのまま動く
  • シェルスクリプトや Makefile に依存するプロジェクトに向いている
  • WSL2 ファイルシステム内にプロジェクトを置けばパフォーマンスが高い

結論: Windows 側のプロジェクトを主に扱う場合はネイティブ版、Linux 環境が前提のプロジェクトや OSS 開発にはWSL2 版がおすすめです。


方法A: Windows ネイティブ版のインストール

ステップ 1 — 前提条件を確認する

  • Windows 10 バージョン 21H2 以降、または Windows 11
  • PowerShell 5.1 以上(Windows 11 はデフォルトで対応)
  • インターネット接続

ステップ 2 — PowerShell でインストールスクリプトを実行

PowerShell を管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。

# 公式インストーラーを実行(Node.js 同梱)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

スクリプトが自動的に次の処理を行います。

  • 最新版の Claude Code バイナリをダウンロード
  • ~\.local\bin にインストール
  • PATH へ自動追加

完了後、新しい PowerShell ウィンドウを開き直してから 以下を実行してください。

# バージョン確認
claude --version
# 例: claude 1.x.x

ステップ 3 — Claude アカウントでサインイン

# サインイン(ブラウザが自動起動します)
claude login

ブラウザで Anthropic アカウントにログインすると、ターミナルに認証成功のメッセージが表示されます。

ステップ 4 — プロジェクトで使ってみる

# 作業ディレクトリに移動
cd C:\Users\YourName\projects\my-app
 
# Claude Code を起動
claude
 
# または特定のタスクを直接実行
claude "このプロジェクトのディレクトリ構造を説明して"

これだけで Claude Code が使えるようになります。


方法B: WSL2 経由でインストール

ステップ 1 — WSL2 を有効化する

PowerShell を管理者権限で開き、以下を実行します。

# WSL2 を有効化(再起動が必要になる場合があります)
wsl --install
 
# インストール済みの場合はバージョンを確認
wsl --version

再起動後、Ubuntu がデフォルトで起動します。初回はユーザー名とパスワードを設定してください。

ステップ 2 — Ubuntu 側で Node.js をインストール

WSL2 の Ubuntu ターミナルで以下を実行します。

# Node.js 公式インストールスクリプト(v22 LTS)
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -
sudo apt-get install -y nodejs
 
# バージョン確認
node --version   # v22.x.x
npm --version    # 10.x.x

ステップ 3 — Claude Code を npm でインストール

# グローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
 
# バージョン確認
claude --version

ステップ 4 — サインインして動作確認

claude login

⚠️ パフォーマンスに関する重要な注意点

WSL2 で作業する場合、プロジェクトファイルは必ず WSL2 のファイルシステム内~/projects/ など)に置くようにしてください。

Windows 側の /mnt/c/Users/... を WSL2 から参照すると、9P プロトコル経由のアクセスになり、ファイル操作が著しく遅くなります。

# 推奨: WSL2 のホームディレクトリ内にプロジェクトを配置
mkdir -p ~/projects/my-app
cd ~/projects/my-app
claude

CLAUDE.md で指示を永続化する

どちらのインストール方法でも、プロジェクトルートに CLAUDE.md ファイルを置くことで、Claude Code に対する指示を永続化できます。

# My Project
 
## コーディングスタイル
- TypeScript を使用(ESModules 構文)
- コメントは日本語で記述
- エラー処理は try/catch で統一
 
## 禁止事項
- console.log の本番コードへの混入禁止
- any 型の使用禁止
 
## よく使うコマンド
- `npm run dev` — 開発サーバー起動
- `npm run build` — プロダクションビルド
- `npm test` — テスト実行

この CLAUDE.md があると、Claude Code はセッションをまたいでプロジェクトのルールを記憶し続けます。より高度なフックや自動化については、Claude Code カスタムフック完全ガイド で詳しく解説しています。


よくあるエラーと対処法

「claude は内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」

原因: PATH が正しく設定されていません。 対処: PowerShell を再起動します。または以下で PATH を手動追加。

# 現在のユーザーの PATH に追加
$env:PATH += ";$env:USERPROFILE\.local\bin"
 
# 永続化(プロファイルに追記)
Add-Content $PROFILE "`n`$env:PATH += `";$env:USERPROFILE\.local\bin`""

「npm install -g でパーミッションエラーが出る(WSL2)」

原因: グローバル npm ディレクトリの権限問題。 対処: nvm を使ってユーザースペースに Node.js をインストールすると解決します。

# nvm のインストール
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.1/install.sh | bash
source ~/.bashrc
 
# Node.js をユーザースペースにインストール
nvm install --lts
nvm use --lts
 
# 再度 Claude Code をインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

「認証が通らない / ブラウザが開かない」

対処: claude login --no-browser を試してください。コンソールにURLが表示されるので、手動でブラウザに貼り付けてログインできます。

セットアップに関するその他のトラブルは Claude Code セットアップ トラブルシューティング FAQ に詳しくまとめています。


VS Code との連携(おすすめ)

Claude Code は VS Code のターミナルからそのまま使えます。さらに、VS Code の Claude Code 拡張機能をインストールすると、エディタ上で直接 Claude Code の操作ができるようになります。

# VS Code 拡張のインストール(コマンドラインから)
code --install-extension anthropic.claude-code

拡張機能を入れると次の機能が使えます。

  • エディタ上のコードをハイライト → 「Claude に質問」
  • インラインでのコード生成・修正
  • チャットパネルからのファイル操作

詳細は Claude Code VS Code 拡張機能 生産性アップガイド をご覧ください。


まとめ

  • すぐに使いたい / Windows プロジェクトが中心ネイティブ版(方法A)
  • Linux 環境・シェルスクリプトが必要WSL2 版(方法B)

どちらの方法でも、CLAUDE.md を使えばプロジェクト固有のルールを永続化でき、Claude Code との協働がぐっとスムーズになります。環境構築でつまずいた方は Claude Code が起動しないときのチェックリスト も参考にしてみてください。

Windows でも本格的なエージェントコーディングを体験できる時代になりました。ぜひ今日から Claude Code を取り入れてみてください。

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